2010年03月12日 15時03分
クラッチのオーバーホールです
ミッションが一番後ろにレイアウトされている
特殊な構造です
エンジンとミッションをつなぐ
プロペラシャフトは
ぶっとい土管の中に入っていて
細い華奢なシャフトです
「こんなんで大丈夫か?」
というのが最初見た時の印象です
セルモーターを外したところ
エンジンを目一杯寝かせて積んであるので
オイルパンがひし形に歪んでます
どこのメーカーも
重心位置を低くしようと
色々工夫しているようです
エンジンとミッションを
土管で連結しちゃっているもんだから
ねじれ方向の
出力の逃げは少なそうですが
両者の搭載位置には
苦労があったんじゃないでしょうか?
プロペラシャフトに
ユニバーサルジョイント付けておけば
エンジン/ミッションを
一直線上に並べる必要は無いですもんね
ミッションオイルクーラーが付いています
この時代に
考えうる事は全てやってある
的な小技があちこちに見られるのも
メーカーさんが一生懸命 車造ってた証拠ですね
コスト重視の今の車からは
伝わって来ない
技術者たちの熱意を感じます
ディスクの寿命じゃなく
ベアリングの破損が今回の修理の原因です
パカッ! と割れています
ボールが飛んでいって数が足りません
ポルシェは気を付けて作業しないと
こっそりマグネシウム使ったりしますからね
え?
こんな所は大丈夫ですか
そうですか。