９６４のクラッチ交換します



が





ここで注意が必要です





皆さんご存知の通り



９６４のマニュアル車には



ツインマスという特殊なフライホイルが装着されております







衝撃緩和の為のダンパーが組み込まれているのですが



えらい大層な作りになっておりまして





当然の様にそれはかなりの重量です。



そして



御察しの通り



かなりのお値段になっております。











ほとんどの場合ですが





クラッチの交換を考える時って



具合が悪くなってからだと思うのですが



どうでしょうか？





レース参加やサーキット走行している



特殊な使い方でもしない限り



〇〇ｋｍ走ったから



点検の為にミッション下ろして点検してくれ！







なんて頼まれた事ないですし・・・









で





クラッチ整備のほとんどは



交換前提での修理になります





そして



先ほどの問題ですが





ツインマスのフライホイル・・・・







ダンパーのちぎれや



ディスクの当たり面の痛みなど





交換しなければいけない場面につきあたります







じゃあ一緒に替えておいてよ〜





なんて気軽に言えないもんで



シングルマスの安い・・・・



じゃ無く





軽量フライホイルに替えておいてよ〜



とあいなります。





中古車の場合



どちらが着いているか？



部品注文の際



気をつけましょう











商品車ですが



綺麗なエンジン下です。





一度手を入れてあるようです













９１１はエンジン下ろすのはいたって簡単



なもんで





つい



ここまでやっちゃいます





ミッションの脱着も下ろしちゃえば



非常にスムーズ











レリーズホークのシャフトについている



ニードルベアリングは



要注意！！





無造作にひっこ抜いちゃうと



バラバラとぶちまける事になります





当然



組み付けの時も注意が必要です





以前ベアリングのニードルの数が足りない車ありましたから











この車はシングルマスのフライホイルが付いていました





やはり



以前にクラッチの交換をしていたようです





程度のいいユーズドパーツがありましたので



交換しておきます









ベアリングの音がしなくなり



ペダルの戻りもスムーズで



ご機嫌な車になりました









めでたし　めでたし。