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テストドライバーパート2
2007年09月06日 20時09分
テストドライバーの続編です。先日書いたブログで少し難しいテストドライブをしていると書きましたがどんな
内容のテストをしていたか紹介します。テストドライブ車はE34 530iAです。お客様よりご相談を頂いた
内容は・・・「最近運転しているとなんかオートマがいまいち・・・」「燃費も悪いような・・・」
「町乗りではどうもオートマがトップに入らないような・・・」という内容でした。
お預かりの時に「それでは普段の足として乗らせて頂き距離も少し伸びます。」とご了承を頂き早速試乗・
足に使いました。初日のテストでは何の問題もなくとてもスムーズに走ってくれます。
この日は少し早く終われたので仕事終わりに高速試乗も行いました。
高速でもミッションのつながりやシフトアップ・ダウンも問題なくしています。また110キロ
でエンジン回転が2千回転ぐらいで5速にも入っており何の問題もありません。この日の印象は
いい調子の車やな〜と思い試乗を終わりました。
次の日もチョコチョコ足に使いましたが前日同様何の問題もなく調子よく走り一日が終わってしまいました。
「これでは症状が・・・」と思ったのでお客様が言われていた町乗りを思い出し次の日からは渋滞や
街乗り重視で足に使いました。
そうするとお客様が言っておられることがなんとなくわかってきました。
発信時は1速から2速と問題なく変速していき3速には30キロぐらいの2千回転で変速します。
そこから4速にはいるのがちょうど50キロぐらいでエンジン回転が2千回転ぐらいです。渋滞がなく
スムーズに走っていると何も気になることなくシフトアップしていきますが、少し渋滞になると3速から4速
に入るシストアップポイントが微妙で3速を引っ張る感じになるときがあります。
「なるほどこれを言うてはるんやな」と思い意識的に渋滞にはまりました。気にしだすと結構気
になるもので3速と4速が結構頻繁にシフトアップ・ダウンを繰り返すポイントまで確認でき3速を
引っ張る走りができるようになりました。
しかし感覚的には故障という感じもなく使いたくない言葉ですが「こんなものかな?」という感じです。
でもこのまま返すわけにもいかないので次の日にオートマッチックの基本であるオイル量の確認の
ためリフトアップしました。オイル量も汚れなども問題なかったのですがリフトアップついでにオートマ
オイルパンをめくりオートマオイルも交換しました。
抜いたオイルにはスラッジなども混入しておらず大変きれいな状態でした。
せっかくオイルを交換したので違いを確認するために又試乗開始です。
交換後の試乗では交換前とさほど変わらず同じような感じで調子よく走ってくれます。
それでも試乗は繰り返します。なぜなら今度は僕がお客様に説明をするのに車の癖を
しっかり覚えるためです。そんなこんなで今回は丸々一週間乗りました。
納車時に今回の試乗とミッションの変わるポイントなどを丁寧にご説明して
故障ではないことをお伝えして納車をしました。
今回は難しいテストになりましたが僕にとっては勉強になるテストドライブで
お客様に納得いただける説明ができるかどうかと言うテストでもあります。
僕は納得いただいたと思っていますがお客様ははたして納得いただいているか・・・?
また後日お電話してみます。