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    86年式ポルシェ944ターボ

    2010年03月12日 15時03分

    クラッチのオーバーホールです





    ミッションが一番後ろにレイアウトされている



    特殊な構造です









    エンジンとミッションをつなぐ



    プロペラシャフトは



    ぶっとい土管の中に入っていて



    細い華奢なシャフトです



    「こんなんで大丈夫か?」



    というのが最初見た時の印象です













    セルモーターを外したところ



    エンジンを目一杯寝かせて積んであるので



    オイルパンがひし形に歪んでます



    どこのメーカーも



    重心位置を低くしようと



    色々工夫しているようです









    エンジンとミッションを



    土管で連結しちゃっているもんだから



    ねじれ方向の



    出力の逃げは少なそうですが



    両者の搭載位置には



    苦労があったんじゃないでしょうか?





    プロペラシャフトに



    ユニバーサルジョイント付けておけば



    エンジン/ミッションを



    一直線上に並べる必要は無いですもんね







    ミッションオイルクーラーが付いています



    この時代に



    考えうる事は全てやってある



    的な小技があちこちに見られるのも



    メーカーさんが一生懸命 車造ってた証拠ですね



    コスト重視の今の車からは



    伝わって来ない



    技術者たちの熱意を感じます









    ディスクの寿命じゃなく



    ベアリングの破損が今回の修理の原因です











    パカッ! と割れています













    ボールが飛んでいって数が足りません





















    ポルシェは気を付けて作業しないと



    こっそりマグネシウム使ったりしますからね



    え?



    こんな所は大丈夫ですか



    そうですか。

     


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